次男3歳、遂に始まった「なんでなんで期」。
まだおすわりグラグラの三男の大泉門あたりを押すのが流行っており非常に危険なので、
「それは絶対にだめ!」
「なんで?」
「転んじゃったら危ないでしょ!」
「なんで?」
「まだ転んだ時に手をつけないから頭打っちゃうでしょ!」
「なんで?」
何を言っても永遠に続く「なんで」に、始めは頑張って答えていても徐々に体力がもたなくなる大人。
「なんで時計って0がないの?」
「なんでこれは電気繋ぐと動くの?」
「なんで日本だけ色んな文字があんの?」
「なんで水(水面)って線なの?」
そして疑問を持ってくれるのは素晴らしいけど3歳児に解る言葉で咄嗟に説明するのが難しい「なんで」
「ママなんで洗濯してんの?」
「ママなんでまたトイレ行くの?」
「ママなんで眠そうなの?」
朝7時に起きてから夜9時に眠るまで、怒涛の「なんで」と「ママ!」が繰り返される毎日。
世のお母さん、耐えてください。
必ず夜は明けます
長女にもありました。エターナルなんでなんで期。
でも、自閉症の長男のお陰で脳の発達の勉強をしているおかげで、これってすごく健康的な成長段階なんだな、というのが理解できました
頭では理解できましたけど、イライラはしてしまいますけどね
今まではすべてがひとつだったはずの世界が、
突如自分と親は別の人間であると分かるのが3歳頃だそうです
ものすごい衝撃ですよね
地球は平らじゃなくて球体だった!とか
自分はオリジナルじゃなくてクローンだった!よりもすごい衝撃ではないでしょうか
親が自分とは別の人間だってわかってしまったら、一日中「ママ!」と呼ばれても仕方ないよな、と思います
「なんで」は何でなのかわかりませんが…
「なんでなんでばっかり言うんだろ疲れた…」
と思わず小声で言ってしまった時に次男が、
「だってなんて言えばいいか知らないんだもん」
とポツリと教えてくれました。
一気に世界が広がって、知りたいことが多すぎて、親と別なのはわかったけど完全に自立できるわけもなくて
子どもの中では毎日ものすごい事が起きているんだな、と
子ども達が寝付いた後ようやくしみじみ思えるのでした。
そして半年ほどで本当になんでなんで期が明けました!
びっくりするほど落ち着いた次男。
三男がつかまり立ちして転んでしまうから、と
朝一でベランダのドアの結露を拭いてくれたり
そろそろお姉ちゃんのお迎えの時間だよね!と着替え始めたり
ご飯作るの手伝うよ!とコック帽をかぶってきたり。
神々しいくらいの3歳児です。
しかし自閉症の長男10歳、
いつか話せるようになってこの「なんでなんで攻撃」が来るかもしれないと思うと恐ろしい…。