生き別れた実の父を探して

育児雑記

川がお風呂で洗濯場。スコールはシャワー。家の屋根は葉っぱ、遊び相手はウミガメ、海岸沿いのヤシの木は最高のジャングルジム。

都内で暮らしている今は逆に贅沢に感じる私の幼少期。

6人兄弟の次男として生まれたものの兄は亡くなり、実の父は母を置いて去ってしまいました。母は貧しさから私を養えず、身寄りのない見知らぬ人まで家にかくまっているひいおばあちゃんの家で暮らしていました。

日本人と結婚した叔母に引き取られ、小6の時に日本へ。話せずいじめにあったのが悔しくて、3ヶ月で日本語をマスター。

実の母が亡くなったと聞いたのは中学生の時。葬儀に義母と行くことになりました。

大好きなひいおばあちゃんももう亡くなっていて、フィリピンの田舎はとにかく子だくさんで、6人兄弟でも少ないほう。たくさんいる親戚達は、誰が誰なのかさっぱりわかりませんでした。

そんな中、葬儀場で1人の男がじっとこちらを見ていたのです。

誰かがそっと教えてくれました。「あれはきみの父親だよ」

母や自分達を捨てた人だったけれど、不思議と怒りは湧いてきませんでした。

どちらから声をかけたかは覚えていないけれど、亡くなった母の側で、泣きながら父の膝の上にずっと座っていたのははっきり記憶に残っています。

実の父に会ったのはそれっきり。

10年以上経った今、自分のルーツが知りたいのか、ハングリー精神を取り戻したいのか、最近やたらと生まれ故郷に帰って父親に会いたい自分がいます。

どこに住んでいるのか聞き回ったところ、セブ島のダウイス・ノースだよ、と先日叔母が教えてくれました。グーグル先生で見てみると、うっすら記憶にあるマッカーサー像が出てきたので、ずっとそこに住んでいるようです。

しかし探しに行こうにも、我が子達はまだ小さくて、とても連れて行けるような場所ではありません。大人の男性5人がかりで大蛇を捕まえて、今日はご馳走だ!というような島なんです。

実の父親探し、ご協力いただける方を募集中です(笑)。

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