
Hola!5児の父・スペイン&フィリピンハーフでトリリンガルのアラン(@sillypiffer)です。
フルキャリアなのに安すぎる・厳しい口コミが多い、という理由で今まで利用する勇気がなかった中国東方航空。
いざ乗ってみたらフライトも上海浦東空港も驚くほど快適で拍子抜けしてしまい、すっかり常連になってしまいました。
本記事では成田→上海→バンコク便を紹介します。
航空券予約はTrip.comで!
数ある予約サイトの中でおすすめなのが、圧倒的な使いやすさと安心のサービスを誇るTrip.com。
航空券を予約すると滞在先の対象ホテルで大幅割引などの様々な特典を受けられるのはもちろん、万一のフライト遅延や欠航時にホテルの無料キャンセル補償もしてくれます。
海外でも24時間無料で利用できる手厚いカスタマーサービスのオペレーターの質も高く、いざという時も安心です。

以前予約した某航空会社が全便欠航になった時、他サイトでは1年かかった返金もトリップドットコムだけは即時に行われました。
フライト検索の時点で機材の詳細や座席列・シートピッチ、定刻到着率やスルーバゲージかどうかも確認できるサイトは意外と少ないのでとても便利!



予約時に利用できるポイントが貯まるのはもちろん、ステータスが上がると空港ラウンジの無料利用など様々な特典を受けられます!
中国東方航空、どんな航空会社?
中国東方航空は上海を拠点とする中国の大手、保有機材が豊富なフルキャリア航空会社。加盟アライアンスはスカイチーム。
日本からは浦東空港間を羽田・成田・関西・中部・新千歳・福岡・那覇・新潟・小松・静岡・広島・長崎・鹿児島に、羽田・成田・関西・中部からは虹橋・大興・西安・武漢・南京・昆明・青島・寧波・合肥・太原・煙台間と中国各地へ運行しています。
※2024年現在の情報です。
持ち込み・受託手荷物
機内持ち込み荷物規定
国際線と国内線で大きさの規定が異なります。
- 個数:ファーストクラスは2個まで、その他は1個まで
- 重量:ファーストクラスは10kg以内、その他は8kg以内
- 大きさ
- 国際線:56×45×25、計115cm以内
- 国内線:55×40×20cm以内
受託手荷物
日本間の受託手荷物規定は、以下の通り。大きさはいずれも3辺の和が158cm以内です。
クラス | 個数 | 許容量 |
---|---|---|
ベーシックエコノミー | 1個 | 23kg以内 |
スタンダードエコノミー フレックスエコノミー Y・Bクラス | 2個 | 23kg以内 |
プレミアムエコノミー | 2個 | 23kg以内 |
ビジネス デラックスビジネス | 2個 | 32kg以内 |
ファースト | 3個 | 32kg以内 |
上記に加え、スカイチームエリート・エリートプラス会員およびイースタンマイルズエリート会員はさらにプラス1個無料。
日本間の超過料金は、23kg-32kgの場合1個につき1,000CNY(約¥21,000)となかなか高額なので気を付けましょう。32kg以上の荷物は預けられないため、別に分ける必要があります。
個数オーバーは1個目が1,000CNY、2個目以降は2,000CNY。これは1個23kg以内に限ります。サイズオーバーは事前の問い合わせが必須です。
座席指定
予約確認画面より、搭乗の72時間前まで無料〜有料で指定できます。
ただし今回紹介しているような格安の便の場合はオンラインチェックインでの指定しかできないようで、子どもはカウンターでのチェックインが必要なため指定はできず。
ですが7名全員隣り合った席をご用意いただきました。
お子さんと乗る時は
乳幼児連れの場合は、通常の規定に加え離乳食やミルク、折りたたみ式ベビーカーなどのベビー用品の持ち込みOK。
膝上搭乗のお子さんには専用ベルトが配られます。

フライトの48時間前までならキッズミールの予約が可能です。フライトの予約をしたのがギリギリだったのでオーダーできませんでした。すみません…
赤ちゃんにはいつも頼まなくても速攻でピローとブランケットを持ってきてくれます。

オリジナルグッズにパンダやCAコスチュームのテディベアも。


初めての入国時は
初めて中国に入国する際は、専用の機械で指紋登録を行います。スルーしてしまうと入国できないので注意が必要です。
成田→バンコク便
かかった費用
2025年9月に成田からバンコクまでの搭乗でかかった費用は以下の通りです。
- 大人(12歳以上)1名:¥19,090
- 運賃:¥7,830
- 税・燃油サーチャージ:¥11,260
- こども(2-11歳)1名:¥13,680
- 運賃:¥5,520
- 税・燃油サーチャージ:¥8,160
- 膝上搭乗(2歳未満)1名:¥1,390
- 運賃:¥1,140
- 税・燃油サーチャージ:¥250
相変わらずフライトの快適さに対して爆安っぷりを発揮してくれた中国東方航空。これで全部込み込みです。
スルーバゲージ、乗り継ぎ時間もちょうど良く成田からの機内食も美味しかったので、恐るべきコスパです。予約から搭乗まで何一つ問題なく利用できました。
チェックインからゲートまで
チェックイン時間はフライトの2時間半前からでしたが、スムーズに進んだため時間に余裕がありました。
スルーバゲージできるチケットだったので、チェックイン時に成田から上海・上海からバンコクのチケットと共に乗り継ぎステッカーも渡されます。

手荷物など見える所に貼るか、チケットと一緒に提示することでよりスムーズな乗り継ぎができるようにとの配慮です。預け荷物にも同様の目立つタグが付けられるので安心です。
乗り継ぎは1本道でターミナルの移動もありましたが、スタッフによる細かい案内のおかげで驚くほどスムーズ。幼児の足でのんびり移動しても20分ほどで次のフライトのゲートエリアまで移動できました。
4時間半ほど乗り継ぎ時間がありましたが、上海浦東空港はお手洗いやナーサリールーム含めとても綺麗で広く、9月はかなり空いている日が多いので快適に過ごせました。
成田→上海便

機材は座席列3・3のA321。大きくはありませんが新しめで綺麗な機体。CAさん達は終始笑顔でとても丁寧・スマートな対応をしてくれました。
- 飛行時間:3時間45分
- 出発時刻:10:55
- 到着時刻:13:40(時差-1時間)
- 機材:A321
- 搭乗ゲート:87
- 便名:MU272
- 座席:45A〜C・J〜L(横並び6席)
- クラス:エコノミー

モニターのない機材なので、心配な方はAmazonプライムビデオなどで端末にお気に入りの動画をダウンロードしておきましょう。自在に変形できて、閉じたテーブルに挟んで使用できるスマホスタンドがあると便利です。
離陸前の機内安全案内は天井から出てくるモニターで流れます。

座席幅は41cm・シートピッチは79cmと機体は小さくても充分な広さ。座席下のスペースがすっきり広く、大きな荷物も楽々入りました。


機内食はチキンとビーフから選択でき、チキンは唐揚げ、ビーフはシチューでした。海苔巻と大福も付いてきます。

いずれもお肉が柔らかいので、子どもでも食べやすく、国内での製造のためお米も慣れ親しんだ味でした。

ドリンクはオレンジ・アップルジュース・緑茶のほか、中国で生産量ナンバーワンの雪花ビールも勿論無料です。

機内誌とエチケット袋は全ての座席にきちんとセットされていました。

何より驚いたのがパイロットさんの操縦の上手さ。小さな機体ですが、離着陸時ほぼ揺れず振動がありませんでした。子どもが「え、もう着いたの?」と驚くほどの腕前。英語の発音も綺麗でかっこよかった!
上海→バンコク便

上海浦東空港からバンコクまでの便は、東方航空の子会社「上海航空」とのコードシェア便で、機材はB737-800。座席列は先ほどと同じく3・3です。
- 飛行時間:4時間25分(時差-1時間)
- 出発時刻:18:30
- 到着時刻:21:55
- 機材:B737-800
- 搭乗ゲート:G26
- 便名:FM853/MU8613(コードシェア)
- 座席:36A〜C・J〜L(横並び6席)
- クラス:エコノミー
モニターなし、テーブルの後ろに機内誌ポケットがあります。カップホルダーもあるので先ほどの機材より少し利便性アップ

機材が上海航空のものなので、機内誌はこちら。オリジナルグッズは東方航空と同じです。

座席幅は43cm・シートピッチは76cmと長身な方には少し圧迫感があるかも。

機内食はあまり箸が進まない内容。価格を考えたら全く文句はありませんが、ビーフは硬過ぎだったりチキンのヌードルは不思議食感だったり…


特にこちらの緑豆の甘いのかよくわからないスープは未知との遭遇すぎでした

機内食は不思議でしたがサービスや配慮などは行き届いており、文句のつけようのない快適なフライトでした!
上海浦東国際空港
施設

浦東空港のターミナルは2つあり、ターミナル間は列車で移動します。

東方航空は第2ターミナル発着、バンコクまでの上海航空便は第1ターミナル発のため今回の便では列車を利用しました。

制限エリア内にはリクライニングチェア・チャージスポット完備の仮眠室「NAPHUBS」が設置されていました。30分35元(約¥740)から利用でき、QRコードを読み取りAlipayやWeChatPayで決済します。

機内でもあらかじめマイお茶っ葉を入れたマイボトルにお湯を入れてというリクエストをなさっている方が多かったのですが、中国ではお茶が大好きなのに加え黄砂がついてそうで心配だからペットボトル飲料を飲む習慣があまりないそう。
なので給水機が空港内の至る所にあり、熱湯かぬるめの水が出ます。飲み物はもちろんパンやお菓子も販売している大きな自販機は空港内の売店より割安で、こちらもAlipayやWeChatPayで決済できます。使いそうならアカウントを作っておきましょう。

第1ターミナル
JALなども発着するターミナル1はカフェやバー、免税店など最低限の店舗が揃っています。1番奥にはコンビニHudson Marketがあり、飲み物やお菓子・パンなど空港内最安で購入できます。

ターミナル2よりは空間が狭く人口密度の高さを感じますが、各フロアの両端にある授乳室は外観の殺風景さをいい意味で裏切る内装。イスもおむつ交換台もフカフカでとても綺麗。お手洗いも混雑しているゲート前以外はとても清潔です。

搭乗ゲートは西陽が差し込み空調が効いていても暖かくなるため、調節できる服装が好ましいです。


チャージスポットは各ゲート周辺にあり、USBやCタイプのポートもあります。

第1ターミナルの制限エリアに入ってすぐ右手奥にあるプライオリティパス対応のVIPラウンジNo39。私はパスを持つほど旅の頻度が高くないため、Trip.comの会員特典で利用しました。

シャワーブースや授乳室も完備の広くて充実したファーストクラスラウンジです。

ラーメンや天心などのホットミールが充実しています。中国のラーメンはスープが薄味で、醤油や香味ペーストなどを食べながら自分で味付けするのですがなかなか難しかったです。

肉まんや小籠包は美味しかったのですが、ニラ饅頭は慣れていないと口いっぱいに広がる緑感に衝撃が走るので心して召し上がってください。

ケーキなどのスイーツやフルーツ、サンドウィッチ・パンやカップ麺なども充実しています。




アルコールは缶ビールだけでなくワインやウイスキーまで揃っています。施設内はとても広く座席数も多いですが、とても混雑していました。

6:00-22:30(最大2時間まで利用可)
第2ターミナル
第2ターミナルの広々とした制限エリアにもチャージスポットがたくさん。搭乗ゲート以外の場所にもかなりの数の椅子があるので、長時間のトランジットも安心。


そしてとにかく綺麗なお手洗いやナーサリールームが至る所にあるので、家族連れは本当に安心です。

とても綺麗で広いターミナルですが、制限エリア内は2024年11月の時点で開いている店舗が少なく少なくカフェが数件・お土産も取り扱っているコンビニが1件。

こちらでもコンビニのハドソンマーケットが活躍。ミルクティーが約100円と価格が良心的でした。

第1ターミナルが店舗が充実している一方、第2ターミナルではレストランを散々探して日中でもオープンしていた飲食店はすき家のみ。「ラーメン屋はどこ?」と聞いている方がいましたが、どうやら制限エリア内には訪れた当時はなかったようです。


乗り継ぎ
目的地までのチケット発券ありの場合
今回のように最終目的地までのチケット発券があるスルーバゲージの場合は、制限エリアを出ずにスムーズな乗り継ぎが可能です。
一本道かつ細かくスタッフが案内してくれるので、迷わず移動できます。
目的地までのチケット発券なしの場合
初めて中国を訪れる際は、機械による指紋認証が必要です。

乗継時間が長く一度入国する必要がある場合は、こちらのカードに記入して入国ゲートへ。入国のみのカードは別なので注意。

ホスピタリティが高いうえに英語も日本語も堪能な女性スタッフさんがおり助かりました。
制限エリアを出てチェックインカウンターへ。ベンチが少なくトランジット時間を持て余す海外団体客が叫びあう奪い合いが勃発していましたが、中国の方々は穏やかで冷静だったのが印象的でした。


おわりに
とにかく口コミが怖かったのでチェックインまで不安だらけでしたが、驚くほど航空会社も客層も良くて拍子抜けしたフライトでした。子連れだったからというのもあるのかもしれませんが、少なからず抱いていた先入観が本当に失礼だったと反省させられました。
遅延などが心配な場合は、事前に定刻到着率や平均遅延時間なども事前に確認できるトリップドットコムでの予約がおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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海外でいざという時にネット環境がないと子連れは特に不便ですよね。
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