
Hola!旅好き4児の父アラン(@sillypiffer)です。
今回はチェコのプラハから列車でウィーン、さらにウィーンからドイツのドレスデンへの列車旅をご紹介します。
なぜこのルートを選んだかというと、格安なうえ、ファミリー向けのボードゲーム付きテーブル&プレイエリア付きのゆったり席がある列車を見つけてしまったのです!
4時間ほどかかる移動を終えても、子ども達はもっと乗りたいと言い出す始末でした。
オフピークであれば日本では考えられない価格と快適さで子連れ旅が楽しめるヨーロッパ。みなさんも是非トライしてみてください!
フライト

今回はカタール航空を利用しました。
機内食がとっても美味しいです。

キッズミールは持ち帰りOKのランチボックスに入っています。

子どものアメニティやテレビ内容もとても充実。空港は何箇所も遊具があるので乗り換え含め丸一日のフライトも苦ではありませんでした。


空港が広すぎるため、中を電車が走っています。


仕切られたビジネススペースもかなり快適です。

プラハ

タクシーは事前にホテルに頼んでいて正解でした。
物価が安いので致し方ないのですが、空港は怖い雰囲気の運転手さんだらけ。とんでもなくぼったくられた!と現地で会った方に聞いたので、事前に手配したタクシーを使いましょう。それでも30分遅れられましたが…。

カレル橋周辺は賑やかすぎる団体観光客が多いからか、嫁は人目が痛い、1人ではとても歩けないと嘆いていました。

観光地は英語で話しかけると屋台のご飯やトイレまで人数分(子どもの分も)の代金を取られ、あまりにもどこでもすごい金額を請求されたので結局ほとんど行かず。
スーパーでセルフレジを利用し完全に自炊しました。アパートホテルでよかった。

プラハはキッチン、洗濯機完備のアパートホテルが充実しています。
ここは冷蔵庫がちょっと小さかったので、ビールを一度に買えなかったのだけ難点でした。

テレビは試聴時間の制限付きで、2日目は途中からつかず。

エレベーターはなくおしゃれな螺旋階段のみでした。オーナーさんいい人だったな

スーパーはパン好きがパニックを起こす勢いでベーカリーコーナーが充実していて楽しかった!

日本のパン屋さんでいつも400円で買っているような大きくてしっかりしたパンが、90円とか。パン好きは帰りたくなくなる…


牛肉もとても安くて美味しいです。お肉屋さんが早朝から混んでいたので、現地の方は朝から食べるんですね。胃腸の気合いが違う。
ヨーロッパでは主流のコロコロカゴ。広くて買い物しやすい

チェコビールは80円からいただけるので幸せです。ビール好きも帰りたくなくなる

観光地を巡るのは好きではないので地元の方おすすめのマーケットへ。

ガイドブックでよく見る観光地のマーケットは観光客向け&輸入品ばかりでフレッシュさ0でしたが、ジシコフテレビ塔近くのこちらのマーケットはとても快適でした。

地元の方しかいない場所が好き。

スイーツ屋さんのお兄さんがすごくいい人でした。チェコはスイーツもおいしいですね!

こちらもテレビ塔近く、地元の方おすすめのベーカリーAntoninovo。

落ち着いた店内にはイートインスペースもあり、コーヒーやデザートもいただくことができます。

そしてやっぱりパンが安い!

家族全員でお茶しても千円いかない至福の時。

綺麗な公園もあり、子どもも大満足!ということでプラハの子連れ旅はテレビ塔周辺がおすすめです。


チェコの難点はパンが美味しいけどグルテン感がすごいのか、お通じが恐ろしく悪くなること。内陸ヨーロッパの方は強靭な胃腸なんだな…とお腹で感じました。
プラハからウィーンへ

QBBのグリーン車チケットがオフシーズンのため格安で購入できました。
家族4人でなんと5千円!
駅のラウンジも利用でき、とても快適でした。

ドリンクもマガジンもフリー!

プラハを少し離れると、とてものどかで美しい景色が続きました。次行くとしたらプラハから少し離れた所に滞在しようと思います。車内にはキッズエリアもあるので、友達もできました。


すごろく柄の大きなテーブルがあり席もかなり広いので、とてもくつろぐことができました。

出会ったこども達、みんな落ち着いていて大人びてました。


今回利用したQBBはもちろん、ヨーロッパの鉄道チケット購入にはOmio という予約サイトが便利です。日本語にも対応しています!
ウィーン

移住しやすい都市と言われるだけあり綺麗なイメージがありましたが、一歩外れるとちょっと怖げな移民ゾーンがあるウィーン。

仲良くなったパパさんの話だと、夫婦で週3ずつ働くのが主流なので子どもを保育園に預ける概念があまりないそう。
癇癪を起こしたりする子どもを見かけなかったのも印象的でした。落ち着いている子が多く、子育てしやすい環境なんだなと感じました。
公園は広くて綺麗に整備されていて、遊具も楽しいので子ども達は大はしゃぎ。


歴史的建造物の図書館では学生達が勉強していました。こんなお洒落な場所だったら勉強も捗りそうです。

おすすめのベーカリーはBackrei schwarz。ここの店舗は地元の方しかおらず、店員さんは英語で話しかけるとちょっと恥ずかしそうでしたが、優しかったです。


メインの移動手段、トラムがかわいい。

滞在したホテルは川沿いに佇むヒルトンドナウウォーターフロント。
フロントスタッフが外国人ウェルカムではなかったのが残念ですが、朝食会場のレストランスタッフさんはみなさんとても素敵でした!

目の前のドナウ川には優雅な白鳥やボートが。

5泊でも飽きないほど充実した朝食でした!テイクアウト用にコーヒーやフルーツ、マフィンまで用意されていました。


種類豊富なドリンクは笑顔の素敵なお姉さんがサーブしてくれました。

プラハと打って変わってとてもキッズフレンドリーなウィーン。トラムで大学生が子どもの遊び相手をしてくれたり、スーパーでレジの店員さんが子どもにおもちゃをおまけでくれたり。
子どもがのびのび育っていて、多国籍なので偏見も感じず雰囲気の良い街でした。公用語はドイツ語ですが、出会った人は英語に全く抵抗がなく、話せる方が多かったです。
あと、川沿いは朝霧がすごかった!
ウィーンからドレスデン

DBで移動します。綺麗な川沿いをずっと走るので、景色を楽しんで移動できました。

駅はとても綺麗ですがトイレは有料、目の前のタクシー乗り場は英語拒否されました。他のお店でも何度か拒否されたので、ドイツは英語NGの方が多いです。フランクフルトに住んでいる妹と合流したので助かりましたが、挨拶くらいは覚えておくと安心です。


ドレスデンからプラハへ戻る時はなんと個室でした!全員で5千円とは思えません。

ドレスデン

滞在したのはエルベ川の目の前のウエスティン。建物はそのままですが、現在はビルダーバーグ ベルビューホテルになっています。

目の前の橋を渡るとすぐ中心街です。

川で石投げしたり、大きなグースに餌やりしているファミリーと友達になったり。空気がおいしいです。

こぢんまりした街ですが、街全体が綺麗なのでどこを歩いても楽しめました。


森と芝生が延々と続く公園には白鳥もいて、ドイツに来た!と実感できました。


ドイツの子どもは凧など自分でおもちゃを持参して遊ぶからか、とんでもなく広い公園を全部歩いても遊具が一切ありませんでした。自然が大好きな我が家にはありがたいです。

シュトーレン発祥の地のドレスデン。エミールレイマンの本店も子連れでもゆっくり過ごせました!


眺めも完璧。とても美しい教会の周りは広場になっています。


広場のマック前のアンペルマンは男の子と女の子が並んでいました。


とても綺麗で空間にゆとりがある街ですが、寒いのにお手洗いが少ないのが子連れには難点。中心部のホテルに滞在して、すぐお部屋に戻れると安心です。
おわりに

ヨーロッパに移住したくて3カ国見てまわりましたが、プラハはアジア人ウェルカムではないようだったり、住みやすいと言われるウィーンは一歩外れるとちょっと怖いエリアがあったり、ドレスデンはドイツ語が話せないと首をかしげてお手上げポーズをされたり。
どこも訪れて後悔はしていませんが、ウィーン以外は旅慣れていないと少し大変かもしれません。最低限の挨拶や食べ物の名前など、覚えておくと安心です。
しかし列車の移動はとても楽しくて快適で、こんなに安くていいの?!と驚かされました。家族連れこそおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました!