今日もお疲れ様です。
半年おきの海外旅のために生活費を切り詰めている4児の母もざ(@ikuko_moza)です。
どんなに治安が良いと言われている場所でも、言葉が分からなかったり小さい子どもを連れていると海外旅行の不安は拭いきれませんよね。
特に日本人は「物静かで穏やかな国民性」という印象が海外でも強く、スリに狙われやすいという悲しい事実も…。
ですが、事前に知って準備しておくだけで多くのトラブルは回避できます。
この記事では子どもが0歳の時からアジアもヨーロッパも旅してきた我が家が、知っているだけで防犯になる対策や失敗談をお話しします。
安心・安全にお子さんとの思い出作りをしていきましょう!
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服装で現地人に馴染む
地味かもしれませんが、まずはこれが効果の大きい対策です。スリやぼったくりの主なターゲットは外国人観光客。
「地元民ですけどなにか?」というドヤ顔が、かなりの防犯パワーを発揮します。
人間不信で挙動不審な私にとっては1番の難関ですが、現地に馴染む服装を下準備しておくだけでも安心。怪しげなタクシーなどのキャッチに声をかけられる率がかなり減ります。
たとえば主人アランの生まれ故郷フィリピンだと、9割の人はボディラインがはっきり見えるタイトなTシャツとジーンズを着ています。笑ってしまうほどみんなこのスタイル。
ラグジュアリーホテルに滞在する時はこの出立ちではまずいですが、街中を散策する時は上記の服装がベスト。
逆にヨーロッパでピチピチTシャツ&ジーンズはぼったくりの格好の餌食です。
スペインは柄が多め、男女問わずクールな装いの方がとても多く、フランスは無地で着回しのきくゆったりした格好が好きなど、同じヨーロッパでも嗜好が全く違うので気を付けましょう。
子どもに関しては、どこに行っても全身キャラクター!の子を見たりするのでさほど気にしなくてもいいかもしれません。
人混みには近付かない
小さな子連れであれば普段から避けるであろう人混み。
東南アジアやヨーロッパでは特に集団スリなどの被害に遭いやすいため、極力避けましょう。
空間にゆとりのある場所なら怪しい視線を早めに感知し回避することができますが、人が多く子どもから目が離せない状況になると難しくなります。
大人が指揮を取る子どもの集団スリも残念ながら少なくないので、不意に話しかけられたら相手が子どもでもすぐにその場を立ち去りましょう。
行きたい観光スポットは朝のうちに行き、観光客で混雑する日中は公園や広場散策で地元を楽しむのが我が家の過ごし方です。
逆に人通りの少ない場所で後ろから同じ足音がずっと聞こえたら、通り過ぎるまで待つのも大切。
くどい客引きはスルー
スペインのとあるお祭りで、やたら「うまいよ!食べてって!」と笑顔で声をかけてくる屋台に遭遇。
暑かったこともあり、他の屋台に比べて日陰の席がたくさんあったので思わず立ち止まると猛烈なアタック。
押されると負けてしまう日本人、席に座ってメニューを見せられてからふと、値段が一切載っていないのが気になり…
しかし美食の国だから何でも美味しいだろう、と勧められるまま注文してしまいました。
いざ料理が来てみると、揚げ物はビチャビチャ、子供に出された「フレッシュジュース」は小さな炭酸の缶ジュース…子どもは炭酸は飲めないと言っても返品不可とのこと。
そして衝撃のお会計。
びっくりするほど美味しくなくて、4品で1万円ほどでした。
スペインはホテルのレストランでも家族全員お腹いっぱい食べてもそんな額はいきません。
お金の失敗にとどまってよかったですが、缶ジュース800円とは…どうせならもっと美味しいものを食べたかった。スペインが好きすぎるのが仇となりました。
また、やたらフレンドリーに話しかけてくる若い人にも注意。
子どもに話しかけてくるご年配にまで気を張る必要はありませんが、話している間に別の相棒が財布を取るなどの手口が、残念ながらヨーロッパには特に多いです。
日本語で話しかけてくる人もいますが、どこかに一緒に行こうと言われてもついていかないこと。恐喝される可能性があります。
荷物は最小限に
貴重品はポケットやリュックには入れず、ショルダーバッグやウエストポーチに。できるだけバッグから手を離さない、視界に入る位置に持つこと。
抱っこ紐を卒業したお子さんを座らせられるウエストポーチ、ヒップシートもかなりおすすめです。
リュックは背中側にファスナーがあるものなど、背負っている状態では開けられないものがベスト。イミテーションでも良いので南京錠を付けるのも効果的です。
ベビーカーに荷物を乗せて目を離すのも盗られる危険性大。エレベーターやスロープが整っていない場所も多いので、できれば海外には抱っこ紐で行きましょう。
私が旅だけではなく4人の子どもに新生児から3歳前まで利用しているのがベビーラップ。
肩だけでなく上半身全体に負担が分散し、やさしくしっかり赤ちゃんを包んでくれるので重さを全く感じません。1日中ヨーロッパの石畳を歩いても疲れない快適さです。
日本ではレストランなどの席に荷物を置いて離れても滅多に盗られることはありませんが、他の国では側に座っていても目を離すと一瞬で消えてしまいます。
写真や動画を撮るのに夢中になっている間も狙われやすいので、観光スポットでは親が同時に撮影しないようにしましょう。
宿泊先への移動は事前に頼んでおく
空港や駅から宿泊先までの移動は、目の前でない限りは事前に宿泊先のホテルなどに送迎を頼んでおきましょう。
我が家は初めて訪れる場所ではいつもアクティビティ予約サイト「kkday」で事前に貸切チャーターの空港送迎サービスを予約しています。ホテルに依頼するよりも安く済むのはもちろん、カスタマーサポートが手厚くアプリで依頼先とチャットもできるので安心です。
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クアラルンプールなど交通機関が整っている場所であっても、事前に宿泊先までの使い方をしっかり確認しておくのが大切。
Grabなどのタクシーアプリも便利ですが、国によって利用できるものが限られるので必ずチェック、会員登録を済ませておきましょう。
空港にいるタクシーは特に観光客からぼったくる可能性が高く、子連れなら乗るだろうとしつこく客引きしてくるドライバーもいます。
通貨の種類を確認する
物価の安い国では特に気を付けて欲しいのが、
持っている小銭を出して「えーっと、どれがいくらだ…?」
と迷う仕草をしていると、すごい速さでボラれるということ。
実際経験してしまったのは、公衆トイレがないのでトイレだけ有料で貸します、という飲食店が多いチェコのプラハ。
コルナという通貨の種類を把握しておらず、財布から手の平に小銭を出して確認しようとした瞬間、店員さんが無言でササッと何枚か無言で取っていきました。
額の高い小銭を全部取られた事に後から気付き、お金の問題というより人としてどうなのよ…と悲しくなってしまいました。
なので、キャッシュレスが主流になってきたとはいえ、どのお札やコインがいくらなのかは把握しておきましょう。
お会計は見える位置で
ホテルのレストランなら心配ありませんが、お店でお会計をする際レジが見えない位置でクレジットカードを渡すのは極力やめましょう。
フィリピンのモールのレストランで席に着いたままお会計を頼んだ際、カードを預かった店員がなかなか戻ってきません。
近くまで見に行くと慌てふためいていたので、恐らく不正利用を試みていました。
セキュリティの強いクレジットカードだったので大丈夫でしたが、気を抜きすぎたと反省。
悲しいことに母がこの手口で一度不正利用されてしまった経験があります…
「たびレジ」を活用する
外務省が提供している海外安全情報サービス「たびレジ」。無料で簡単に会員登録でき、渡航先を登録しておくと最新の情報をメール配信してくれます。
外務省のホームページでは海外の「危険レベル」を確認できる海外安全情報も確認可能です。
危険レベルの表示がないに越したことはありませんが、マレーシアに滞在中、1度デモに関する注意喚起のメールを受け取った事があります。デモが行われたエリアに近付かずに済んだので、とても助かりました。
この時の危険レベルは1でしたが、子連れはそれ以上のレベルが発令している地域への渡航は控えましょう。
便利な防犯グッズ
スマートタグ
置き引きをすぐに教えてくれるのがスマートタグ。荷物に付けておくと、一定距離離れると音を鳴らして通知してくれます。
荷物が見当たらない時はBluetooth接続しておいたスマホで音を鳴らしたり、Appleの「探す」で位置の確認も可能。
防犯はもちろん、万一の飛行機でのロストバゲッジにも対応できます。
セキュリティポーチ・ボディバッグ
セキュリティポーチは、とても薄くて服の下にも装着できるウエストポーチ。
スキミングを防止してくれる素材でできており、パスポートがちょうど入る大きさのものが多いです。
そのままお金やカードなどの細かい貴重品を入れられるようにポケットがたくさんついています。
難点は、子どもを抱っこしていると使いづらいこと。そして我が家の場合6人家族なので全員分のパスポートは入りません…
なので我が家は小さめのボディバッグやヒップシートを使っています。前に掛けるのをお忘れなく。
ワイヤーロック
どう頑張ってもスーツケースから目を離すタイミングがある子連れ旅。
ワイヤーロックはそんな手の足りない親の強い味方。スーツケースなどの大きな荷物をバスや電車などのスーツケース置き場でロックできます。格安航空券で移動する事の多い我が家は、長時間のトランジット中に空港の椅子で仮眠をとる時も鞄を椅子に固定。
自転車用のしっかりしたものも見た目からして防犯になるのでおすすめですが、小さくてかさばらない巻取り式が旅先では重宝します。
催涙スプレー
ありがたいことに我が家は実際に使うことなく済んでいますが、キーホルダーになっている催涙スプレーを鞄の見える所に着けておくだけでも防犯になります。
チャック付きのお菓子袋
キャッシュレスの時代とはいえ、現金を使う場面は海外旅行では意外と多いもの。
ですが、ブランド物の財布は狙われやすいので持って行かないほうがいいです。
毎年のようにスペイン巡礼に行っている友達は、現金を複数のチャック付きお菓子袋に入れて挑んでいます。日本の商品だとなお良いです。
お菓子の袋では衛生的に抵抗がある方も、子どもっぽいデザインのチャック付き袋や封筒を利用すると防犯になります。
難点は、子どもがお菓子が入っていると思って取り出さないよう気を付ける必要があること。
おわりに
せっかくの海外旅行、常にドキドキしながら過ごしたのでは勿体無いですね。
基本的には、日本にいる時と同じ感覚でいなければ家族連れがトラブルに巻き込まれる事は滅多にありません。
リュックの前ポケットや、ズボンの後ろポケットなどのすぐ取れる所にスマホや財布、貴重品を入れないだけでも充分防犯対策になります。
少しでも気を楽に子連れ旅を楽しんでいただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!