
Hola!4児の父アランです。小さな子を連れてヨーロッパなんて行けるかな?という親御さんは多いかと思いますが、当時3歳自閉症の長男、1歳の長女を連れても安心して旅ができた街のひとつがバルセロナです。そんなバルセロナで滞在中楽しんだことをお伝えします。
スペインがヨーロッパの他の国と比べて安心なのは、オラ!とグラシアス!さえ言えば強面のおじさまでもだいたい笑顔で返してくれること。英語もホテルや観光名所ならほぼ通じるし、バルセロナは港町なので、他人種に対しての偏見も感じません(内陸の国はけっこう人目が痛い地域があります)。ファミリー向けのアパートホテルが圧倒的に整っているのも魅力です。
それではどうぞ!
航空会社は中東系で

バルセロナへはいつも子ども達が大好きなエミレーツ航空を利用しています。子ども最優先な航空会社で、エコノミーでも全然16時間余裕で過ごせる快適さ。子どものアメニティが豊富なだけでなく、CAさんがいっぱい遊んでくれたりチヤホヤしてくれます。エティハドやカタールもそうですが、中東系の航空会社はすごく整ってますね。


空港のトイレはあまり綺麗じゃないけど…でも子どもが何時間でも遊べるスペースがあるのが魅力!機内食もおいしいです。


T70

バルセロナは家族連れでの移動がすごく楽!駅ならどこでも簡単に買えて、名前の通り70回トラムやバスに自由に乗ることができるT70いうチケットがファミリーにはおすすめです。複数人での使用が可能で、これ1枚で1週間過ごせてとても便利。乗車時に人数分の回数をトラム内の機械にピピっと通すだけでいいんです。さらに乗り継ぎの際は機械に通しても回数は引かれないという素晴らしさ。

紙がペラペラなのと、日時の刻印の雑感がスペインらしくて好きです。


チュロス
スペインに来たら絶対食べたいチュロス。おすすめのお店はサンタエウラリア大聖堂近くのXurreria Laietanaです。

土曜日は定休日。

リーズナブルでおいしい揚げたてチュロスがいただけます。コーヒーやジュースもこの安さ!

ご家族で経営なさっており、お父さんと語るために常連さんがカウンター席にギュウギュウに。なので後方の席は空いています。



観光客にも人気ですが、地元の方だらけなのが魅力です!
市場

美味しいお惣菜が勢揃いのスペインの市場。生ハムはパックされているものよりも、その場で切ってもらうほうが味も価格も断然いいです!どのくらい?って訊かれたら、「シエングラモスポルファボール」って言えば大丈夫!

市場は有名なサンジョセップよりも、こちらもエウラリア大聖堂近くのサンタカテリナ市場や、バルセロネータ市場のほうがローカル感が強くてオススメです。ちなみにスペインの市場は日曜日は定休、月曜日は前日が漁師さんがお休みなので鮮魚がありません!

パエリア
パエリアはバルセロネータのエル パシフィコがおすすめです。店員さんが英語バッチリで子どもにもとても優しい!テラス席もあるので子連れでも入りやすいです。バルセロネータはお手洗いがなかなかないので、このお店でお食事をいただいて、綺麗なお手洗いをお借りしてます。



海辺でのレモネードとサングリア。最高です。


この近くにあるバコアバーガーは今までいただいたハンバーガーの中で1番美味しかった!ロケーションも最高だし、こちらの店員さんも英語バッチリ、注文の仕方も丁寧に教えてくれました。
カエルン

スペインの伝統菓子のお店カエルンは、ショーウィンドゥを見てしまったらスイーツ好きは入らずにはいられません。

観光客に人気なので、こちらのスタッフさんも英語OK。ここから選んでそのまま目の前でサーブしていただけます。



店内はコンパクトなので、小さい子と行く場合は公園で遊ぶなどの要求を満たしてあげてから来ないと落ち着かないかもしれません。

遊具が楽しい

バルセロナはちょっと歩くとすぐ公園があり、柵できちっと囲ってあるbaby向けエリアと、小学生向けのハードな遊具エリアを分けてくれているのが主流。どの年齢層でも快適に遊べるのが嬉しいです。

公園以外にも、広い歩道の真ん中に遊具があったりベンチが多かったり、子どもやお年寄りに優しい印象です。


本当に快適なので、気付いたら公園で1日過ごしていた…
カプリバイフレイザー

立地も抜群のアパートホテル。
スペインがファミリーにおすすめな理由は、ここのようなアパートタイプのホテルが欧州の他の国と比べて圧倒的に充実していること。キッチンとランドリーがあるとコストが抑えられるだけでなく、現地の生活も満喫できます。


ジムも快適。


カプリは徒歩圏内にトラムの駅やスーパーがあり、お天気がよければサグラダファミリアやバルセロネータまで散歩できます。

部屋にはキッチン完備、ランドリールームもあるのでとても便利です。しかもハウスキーピングあり!モダンなデザインも子ども達のお気に入りです。



冷蔵庫も大きいから飲み物もまとめて買える

ジュムバルセロナ・ポブレノウ
2月にはフレイザーホテルの周辺で夜のイルミネーションイベントが毎年行われており、地元の方しかいないので、観光地のガヤガヤが苦手な我々にはとてもいい思い出になりました。







フォーポイントバイシェラトン

部屋は狭く寝るだけ!という感じですが価格が安く立地も抜群です。目の前に大きなショッピングセンターCarrefour(地元の方はカレフルと連呼してました。日曜定休)がありとても便利です。フロントの方の美人率が高いのが私的にとてもプラスでした。部屋には持ち帰りOKのファッション誌を置いてくれています。
Wバルセロナ

バルセロネータのシンボルともいえるW。当時マリオットのステータスなしだったのにも関わらず、初めての宿泊で子連れというだけでスイートにアップグレードしてくれるという粋な計らい!

オーシャンフロント万歳!水温が高めなので12月に行った時も海入ってる人いました。長男も服のままドボン…

シモンズベッドの向かいの壁は全面鏡でした。


バスタブはベッド横、そして壁はやっぱり全面鏡


スケルトントイレ

テレビは小さ目、ヨーロッパ人は見る習慣がきっとないのでしょう!


ピンクの歯ブラシ。スペインはブラシ部分がとても大きいので使えませんが、かわいいですね!アメニティ類もビッグサイズ、洗顔料やボディバターまでありました。

ソーイングキットすらかわいい

コンプリメンツウォーターがソランデカブラスだったり、部屋に常設していないケトルを頼んだだけでオリジナルクッキーやティーフォルテの紅茶を一緒に持ってきてくれたり…


立地だけでなくホスピタリティも素晴らしいです。最上階はクラブですが、子連れでも安心して宿泊できます。文句なしにオススメです!
船でパルマ デ マヨルカへ


バルセロナから船でマヨルカ島へも行きました。宿泊したのはサフィロパルマノーヴァ。
マヨルカ島で気を付けたいのが、貴重な交通手段のバスの本数が少なく、料金が高いこと。やっと来たバスが待っている人がいても「満員でもう乗れないから」とバス停をスルーしてしまうこともあるので、中心部を観光したい方には奥地にあるこのホテルは不便です。
しかしフロントスタッフがとても親切で、大きなプール、コインランドリー、プレイエリアもあり、海やスーパーマーケットも徒歩圏内なので、バケーション目的であればとてもいいホテルです。

目の前にあるベーカリーでマヨルカ名物エンサイマーダを。フィリピンにもあるのですが、僕はフィリピンのほうが好きかなぁ。

プールサイドのベッドが最高です。

部屋にはテラスもありとても気持ちいいです。




有名なソーイェルまではバスで。




ナランハ(オレンジ)がとても美味しくて、かじりながら歩いている方もいました。自然がいっぱいでお散歩に最適です。


出発前に持っていくといいもの
・歯ブラシ
スペインの歯ブラシは子ども用でもかなりブラシ部分が大きいです。子どものものは特に、必ず持っていきましょう。
・紙おむつ
現地で売っているものも質はそこそこなのですが、何しろ価格が高いです。11月でも海に入れる暖かさだったので、思わずドボンしてしまった場合も考慮して多目に持っていくと安心です。
いらなかったもの
・おもちゃ
飛行機ではテレビもあるしおもちゃやお絵かきセットなどをいただけるので、よほど普段から手放さないおもちゃ以外は持っていかないほうが無駄な荷物が増えません。
我が家の長男は発達障害で言葉も話せませんが、何も持って行かなくても飛行機を楽しんでいます。テレビを見るか心配な場合は、小さいうちから家でも副音声などで英語で見せて慣れておくといいですね。
・食べ物
子どもがグズったら困るから…とパンやお菓子を持って行く、と思うかもしれませんが、スペインのほうが圧倒的に美味しいのでいりませんでした。我が家は逆に帰国後皆食欲がなくなり困りました…。
飛行機でも子どもがグズっているとCAさんがアイスクリームやスナックをくれたり遊んでくれたりCAさんの休憩スペースに連れて行ってくれたりしました。

ただし例外として冷凍食品に関しては日本のほうがおいしいので、おそらく離乳食は持参したほうがいいかと思います。
治安はどうなの?

港町だからか外国人に対しての偏見はあまり感じないバルセロナてすが、中心地を離れ少し奥に行くとカタルーニャ語だけの地域もあり、せめてスペイン語を片言わからないと買い物しづらいかな、という程度。
2度目に訪れた際にこりゃ変わったな、と思った点が、露天商の急激な増加です。
駅や広場、モールの前の遊歩道…とにかく増えました。極力避けていましたが、駅構内では避けきれずドキドキ通らなければならない箇所も。
踏んづけない限りは無理矢理買わされるというような事はありませんが、許可は取っていないようで急に逃げ出している姿も見かけました。子どもに説明しにくいし、あまりにも多いとちょっと気分が下がってしまいますね。彼らも死活問題でしょうから、難しい問題です。
それから、観光の中心地ではスリが多い、という話をききますが、フィリピンの貧しい地域で幼少期を過ごした私と究極の人間不信の嫁は、何度か訪れて2週間ほど滞在しても被害に遭ったことはありません。逆に子どもが落とした靴やおもちゃを拾ってもらったりでした。
スリ対策としては、これはスペインというよりフィリピンで絶対気を付ける事ですが、貴重品はポケットには入れずショルダーバッグやウエストポーチに入れ、できるだけバッグから手を離さないのが嫁の鉄則(私から見るとやりすぎだった気がする)、観光地で同時に撮影しないこと。我が家は元々持っていませんが、ベビーカーに荷物を乗せるのも盗られる危険性大です。それさえ気を付ければそこまで緊張するほどではありません。
現地のかばん屋さんで気づいたのは、背負っている状態だと開けられないリュックが多いことです。背中側にファスナーがついていたり、肩紐がファスナーの上を通っていたりします。楽しいので、現地調達も有りですね。MISAKOというお店がおすすめです。
ビビりの嫁が現地で使っても安心だったのがこういう感じのリュックです。
おわりに

いかがだったでしょうか。子どもと同じ場所で同じものを見て同じ思い出を持てるのが旅の素晴らしさだと思います。魅力を語り尽くすことのできないバルセロナ。感染症が収束したら是非1度訪れてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!