今日もお疲れ様です。
旅好き4児の母もざ(@ikuko_moza)です。
英語がそこそこ通じ、治安が良く物価が安いので日本から移住する方も多いマレーシア。
その魅力は何といっても日数によっては国内旅行より少ない予算で済んでしまうほどの物価の安さ。治安も良く、幅広いグルメや整った交通機関など家族連れには特にメリットがたくさんあるおすすめの都市です。
本記事ではクアラルンプールについて、
- 基本情報
- どんなところ?何して楽しむの?
- 子連れで観光できるスポットは?
- 気を付けることはある?
をまとめました!
マレーシアの基本情報
日帰りで観光する強者もいるほどのマレーシア。時差が1時間なので、帰国後の負担が少ないのもメリット。
公用語はマレー語ですが、ホテルでは英語が問題なく通じます。インドや中国の方の割合が高く様々な言語が飛び交うため、レストランはバーコードを読み取ってスマホで注文できるスタイルも多いです。
時差 | ー1時間 |
フライト時間 (東京→クアラルンプール) | 直行便約6時間半 |
ビザ | 90日以内の滞在は不要 |
必要なパスポート有効期限 | 6ヶ月以上 |
公用語 | マレー語 |
宗教 | イスラム教 |
アライバルカード
短期間の滞在ではビザは必要ありませんが、2024年から入国前デジタルアライバルカードの登録が必須に。入国の3日前から登録できるので、事前に済ませておきましょう。
申請ページの下部、「REGISTER」を選択。
必要項目をすべて入力して「SUBMIT」を選択して完了。機内で家族全員分を紙に記入するより、かなり楽です!
登録後に送られるメールに記載されたPINを「CHECK REGISTATION」に入力すると、登録内容を照会できます。念の為、全員分の登録内容のスクリーンショットを保存しておきましょう。
※書式内容等は変更される場合があります
物価
マレーシアの通貨はリンギット(RM)。
1リンギットはおよそ30円。ローカル電車は運賃が安すぎるためクレジットカード決済はできず、子ども料金がない路線が多いです。
ホテルやアパートはかなり充実しているうえかなりの低価格。ラグジュアリーホテルは子どもの添い寝人数規定がゆるい所が多く、2部屋取っても2万円弱のホテルも数えきれないほど。ツインタワーの目の前のWホテルも、大人2人、子ども4人(11・9・4・1歳)で1部屋予約OKでした。
物価が安いぶん、東京と変わらない価格帯の展望台や動物園などの入場料にはびっくりしてしまうかもしれません。
クアラルンプールの物価
リッツ・カールトン | 1泊2万円〜 |
電車、モノレール | 80円前後 |
バス | 無料 |
スーパーのお弁当 | 90円〜 |
レストランのランチ | 300円〜 |
コンビニのアイス | 80円前後 |
映画館 | 600円〜 |
\添い寝条件などの問い合わせ方法はこちらの記事2項で解説/
気候・ベストシーズン・服装
国の半分以上が熱帯雨林、一年中温暖なマレーシア。平均気温は25〜33℃です。
乾季は3〜9月、雨季は10〜2月。雨季は短時間スコールがザーッと降る程度なので観光にそこまで支障はありませんが、クアラルンプールに関してはずっと曇っているのでプールはあまり楽しめません。子ども達は平気で入るけど、寒かった…
けれどフルーツが特に美味しい時期でもあるとのこと、納得でした。
日本の夏ようなジメッとした暑さではないので体感温度は日本より低く、どこも冷房がかなり強いです。モスクなどを観光したい場合も肌の露出がNGなので、薄手の羽織り物は必須。
グルメ
子連れ旅のネック、食事。マレーシアは多民族国家なので、現地料理はもちろん、中華からイタリアンまで飲食店のメニューやスーパーの品揃えが豊富。和食も多いです。
伊勢丹やそごうもあり、日本のお弁当やおにぎりも日本より安く購入できます。
離乳食以外は、「子どもが食べれるものがないから…」とあれこれ持って行く必要がありません。
ただし、カレーや春巻きなど思いがけず辛いものが多いので、お子さんが食べるものはスパイシーかどうか確認しましょう。
水道水はお腹を壊す可能性が高いので、子連れはミネラルウォーターを切らさないよう気を付けて。
めっぽうお腹の弱い私ですが、試しに沸かして飲んでみました。やっぱり少し腹痛が…
持ち物
ホテルのアメニティの歯ブラシは日本と同じサイズ。子ども用のアメニティはないので必ず持参しましょう。
剃刀、コーム、マウスウォッシュ、ボディスポンジも置いているホテルがなかなかありません。
赤ちゃん連れのファミリーはオムツだけでなく、ゴミ袋も忘れずに。
交通
クアラルンプールは観光地が少ないというイメージがありますが、子連れにとってはそこが長所。観光名所が狭い範囲にギュギュッと集まっているので、移動が少なくて済みます。
アジアの中でも交通機関が整っているのも特徴。都内の移動に慣れている子連れでも割と安心して乗車できます。
GO KL
市内を走るGO KLバスは、なんと運賃無料(2023年現在)。水素エネルギーを利用した燃料電池バスです。
4路線あり、一方通行でぐるぐる回る循環バス。市内の主要観光地を全て周れ、Wi-Fiとエアコンも完備。
子どもに優しいドライバーさんが多く、座っている他の若い男性にズカズカ歩いていき「ベビーに席を譲れ!」と声をかける強面の方も。
路線は赤・青・緑・紫と色の名前が付いていますが、車体は色分けされていません…。
紙で路線の色が提示してあり、電光掲示板には数字が表示されています。色だと紛らわしいので、数字で覚えておくと安心かも。
3路線が通るブキット・ビンタンには巨大なショッピングモール「パビリオン」があり、レストランやフードコートがたくさんあるので旅の拠点に。
GO KL専用アプリで現在地から近い駅や路線を確認できます。車内アナウンスはドライバーによってあったりなかったりするので、目印のない駅で降りる時は路線図を常に見ている必要があります。
満員だったり、座って待っていると通り過ぎてしまうことも。乗りたいバスが見えたら必ず手を上げてドライバーさんにアピールします。
また、渋滞が酷いとバス停から離れた車道でドアが開いたり、開いたまま動き出す事があるので乗降の際は気合いが要ります。
混雑する通勤ラッシュの時間帯はできれば避けるのが無難です。
列車・モノレール
KLセントラルからのローカル線LRTやモノレールはキャッシュレス決済ができません。
空港で両替しておくか、駅にあるATMで下ろしてから乗りましょう。
マレーシアのATMではカードの暗証番号を6桁入力するようになっていますが、もちろん4桁入力で大丈夫。
券売機では大きい額の紙幣が使えず、更に10リンギット札は1枚しか使えないので窓口で両替しましょう。
チケットはコイン型!小さいので無くさないように注意。
改札では入場時はタッチして、退場時は回収されます。
バトゥ・ケイブ駅のあるKTMコミューターはKLセントラルのチケットカウンターでクレジットカードも対応しています。
バトゥ・ケイブ駅では現地の身分証がないと子ども料金での購入ができないので、往復券を購入しましょう。
KLIA
KLIAはクアラルンプール国際空港からKLセントラルまで直通の列車。特急(エクスプレス)と各停(トランジット)があります。
最も速い交通手段ですが、人数や宿泊先によってはタクシーのほうが安く収まります。
我が家のように車酔いするお子さんがいる場合や、渋滞を避けたい場合はKLIAが無難です。
1駅でKLセントラルまで行けるエクスプレスチケットは事前に割安のオンライン購入が可能で、往復券はさらに安くなります。
車内はゆったりしておりWi-Fiも速く、かなり快適で子ども達も楽しんでいました。
トランジットはKLセントラルまで4駅、ピンクのモスクのある「プトラジャヤ」で1度下車して切符を買い直すと、なぜか運賃が直行の半額以下で済みます。
Grab(タクシー)
子連れには1番楽な移動手段、タクシー。Grabはアジアで主流のタクシー配車&フードデリバリーアプリで、使い勝手は日本のタクシーアプリと同じ。
クアラルンプールは入国審査を通った後すぐに大きなGrabブースがあるので安心です。
乗車地・目的地を配車前に入力するのでドライバーさんとの会話がいりません。アプリ内決済が可能なのでぼったくりの心配もなし。
会員登録時にSMS受信をする必要があるので、日本にいる間に必ず会員登録し、決済情報の入力までを済ませておきましょう。
空港で声をかけてくるドライバーは4倍くらいの値段を言ってくるので、スルーして下さい。
観光スポット
ペトロナスツインタワー周辺
クアラルンプールのシンボル、ペトロナスツインタワー。
86階の展望台や、2塔をつなぐ41階のスカイブリッジはチケット購入が必要。当日だと買えない事もあるので、スムーズなオンライン購入がおすすめです。
オリジナルグッズやマレーシアのお土産を豊富に取り揃えているギフトショップはチケットなしで利用できます。
夜ライトアップするサロマブリッジも近くに。
タワー自体はオフィスビルですが、下には巨大ショッピングモール「スリアKLCC」と、噴水ショー「レイクシンフォニー」で有名な「KLCCパーク」があります。
スリアKLCC
スリアKLCC内には映画館や広いフードコート、スーパーマーケットに伊勢丹もあって安心。トイレも綺麗です。
映画館は約600円で利用できます。席のいらない赤ちゃんは無料。
チケット購入は券売機だとマレーシア内で有効な電話番号が必要なので、スタッフのいるカウンターで購入しましょう。
館内はかなり寒いので、長袖・長ズボンに羽織るものがあると安心です。
伊勢丹のお弁当は400円前後、
地元のスーパーもあり、こちらのお弁当はなんと90円から。
おにぎりの感覚で開けたら、
スプーン必須でした!
KLCCパーク
緑豊かなKLCCパーク。鳥のさえずりが聞こえ、風通りが良いので子連れでもゆったり散歩できます。
無料のウォーターパークはいつも地元っ子で賑わっています。毎日清掃しているとはいえ、入るのには少し勇気のいる濁りっぷりです。
遊具エリアは全体を写しきれないほどの広さ。滑り台が割れている等メンテナンスされていない遊具もちらほらあるので、確認してから遊びましょう。
パビリオン
中心地ブキット・ビンタンにある巨大なショッピングモール。
フードコートやレストラン、スーパーも充実しているので、食事に困りません。
広すぎてフロアガイドすら全部見渡せない…
GO KLはどの路線も同じバス停に停まります。
バトゥ・ケイブ
カラフルな階段が印象的なバトゥケイブ。中にヒンドゥー教の寺院があり、洞窟自体ができたのは4億年ほど前とのこと、まさに神秘的です。
最寄り駅はKTMのバトゥ・ケイブ駅ですが本数が少ないうえゆっくり運行なためKLセントラルからは40分。駅のお手洗いも綺麗ではないので、子連れで行くならGrabがいいかも。
週末は人が多く、インドの方の香水の香りがかなり強いので子連れは平日の朝がおすすめ。
階段前に佇むゴールドの大きな神像は、シヴァ神の子ムルガン。野生の猿がたくさんいるのと、階段は幅が狭く急なのでお子さんから目を離さないよう注意しながら登りましょう。
目の前の広場には大量の鳩がおり、売店で餌も売っていました。
入場は無料ですが、お手洗いは有料。女性は肌の露出が多いと止められることがあるようですが、観光客は基本的にスルーでした。階段下でスカーフのレンタルもできます。
裸足で入る方が多いからか、洞窟内は常にホースで容赦なく水を撒いています。濡れてもいい靴で行くと安心です。
KCフォレストパーク
KLタワーのすぐ近くにある自然保護区。サルやリスなどの野生動物が生息しており、200メートル続く吊り橋や博物館があります。
トレッキングコースやキャンプ場もあり、自然を満喫できる公園です。蚊が多いので虫除け対策を万全に。
チャイナタウン
グルメやショッピングを満喫できる中華街。
メインストリートは混雑していて中華というよりインド街化しているので、子連れは「鬼仔巻」エリアがお店も落ち着いていておすすめ。
最寄り駅は「パサール・セニ」。GO KLバスはパープルライン、乗り場はA3です。
セントラルマーケットは2階や奥に行くほど怖い雰囲気なので、メインゲート周辺のみに留めましょう。
鬼仔巻
2019年に完成した数々のウォールアートで人気になった裏路地で、おしゃれなカフェやショップが立ち並んでいます。
おすすめのカフェは女の子の絵が目を引くバブルビーカフェ。
ウォールアートのある通りからも入れます。
1品約600円ほどでお食事をいただけます。
個室のような席にご案内いただきました。スタッフさんがとても気さくでWi-Fiも速いです。
スイーツはイエローの壁が可愛いching chingのココナッツソフトクリームを。
小窓からテイクアウトも可能。約400円ですがとってもボリューミーです。
マラヤガーデン
マレーシアのローカルフードはもちろん、フュージョンフード(色々な国の料理を融合させたもの)も楽しめるコピティアム。
人気の商品は売り切れていましたが、落ち着いている15時過ぎが子連れにはおすすめです。
1階も素敵ですが、家族連れはゆったりしたソファ席のある2階に行きましょう。階段が急なので気をつけて。
ドリンクは300円前後でいただけます。
BUN、飲茶も各300円ほどです。
子どものリクエストはココナッツミルクトースト。パン生地にココナッツミルクを使っていてやさしい味です。約300円。
すぐ向かい側の建物はフォーポイント・バイ・シェラトン・チャイナタウン。いい場所にありますね。
その向かいにもこんなウォールアート。
ムルデカスクエア
チャイナタウンからすぐのムルデカは、イギリス植民地だった頃の建築物が保存されているエリア。
時計台のある「スルタン・アブドゥル・サマド」は裁判所なので中には入れませんが、とても綺麗です。
裏庭は散策することができ、ベンチもあるので休憩できます。
運が良いと猫さんにも会えるかも。
庭園を抜けた先の橋を渡ると、クアラルンプール最古のモスク、マスジット・ジャメが。
その横のウォールアートも圧巻です。
クアラルンプールシティギャラリーの前のフォトスポットも人気。辿り着くまでの信号が異様に長いので根気よく待ってください。
かつてクリケット競技場だった場所はそのまま芝生が広がっており、憩いのスペースになっています。訪れた時は工事中でした…
2024年にはホテルやショッピングモールの入ったムルデカ118もオープン予定。
これがダメだときついかも
最後に、これがダメだとあまりおすすめできないポイントをご紹介。
野生動物がたくさん
クアラルンプールは中心地に自然保護区域があるため、公園や街中にも野生の猿やリスがいます。
動物好きにとってはむしろメリットですが、苦手な方には辛いかもしれません。
横断歩道が渡れない
アジアあるあるですが、横断歩道では歩行者が待っていてもなかなか車が止まってくれません。
信号はあっても役目を果たしていない所も少なくないので、自力で車を止める必要があります。
極力渡らなくて済むルートを見つけるのが安心ですが、渡る必要がある時は小さいお子さんとしっかり手を繋ぎ、ドヤ顔&はっきりしたボディランゲージでドライバーさんにアピールしましょう。それでもなかなか止まってくれませんが…
香りが強い
街ではドリアンや香辛料、寺院ではお香、そして1瓶まるごと使ったかと思うほど香水の香りが強いインド系の方々…
大人でも場所によっては辛いので、嗅覚がまだ敏感なお子さんは行動できる範囲が限られるかもしれません。
クアラルンプールの格安航空券
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– | マレーシア | アジア (14ヵ国) | グローバル (127ヵ国) |
---|---|---|---|
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2GB/15日 | $8 | – | $17 |
5GB/30日 | $15 | $20 | $35(60日) |
おわりに
人が優しく、様々な人種の方が住んでいるので偏見もないマレーシア。
小さいお子さん連れでも観光しやすいクアラルンプール、ぜひ楽しみましょう!