クアラルンプールの治安は大丈夫?旅行者が知っておくべき安全情報と対策

観光
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元捨て子ターザンのフィリピン×スペイン×日本ハーフ・3度の飯より格安の航空券やホテルを探すのが好きなアランの言いたい事を、影の薄すぎる妻が文字起こししている子連れ旅ブログサイトです。

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日本からの移住者も多く、海外旅行初心者でもハードルが低いと言われるマレーシアの首都クアラルンプール。

東南アジアの中では格段に安全な都市で、実際に初めて訪れた際は現地のあまりの平和さに拍子抜けしてしまったほどです。

それでも「日本ほど治安は良くないだろう」と不安に感じる人は少なくありません。比較的安全な都市とはいえ万一のスリやひったくりなどの軽犯罪やトラブルに巻き込まれないよう、クアラルンプールの治安情報や安全対策を詳しく解説していきます。


まずは万一に備えて:

  • 海外旅行保険付帯のクレジットカード(できれば数枚)を持つ
  • eSIMなどのネット環境を整える
  • 緊急時の連絡先を把握
    • 警察:999
    • 日本大使館:+60-3-2177-2600
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クアラルンプールの現在の治安

クアラルンプールの治安は年々改善傾向にあり、殺人や暴行などの重犯罪は非常に少ないのが現状です。マレーシア自体が世界平和指数ランキングで毎年10位前後に入るほどで、その位置はなんと日本よりも上位。

政府による治安対策も年々強化されており、観光地では警察のパトロールなども増加。そのため最低限の防犯意識を持っていれば、安心して旅行を楽しむことができます。

ただし観光客を狙ったぼったくりタクシー、スリや置き引き・詐欺などは依然として発生しているので、特に夜間や人混みの多い場所では注意が必要です。

最低限の防犯対策って?

  • 貴重品は常に自分の見える位置に
  • 夜遅くに1人で出歩かない
  • 持ち歩く現金は極力少なく
  • 目立つブランドものは着用しない

スマホをズボンの後ろポケットに入れたり、バッグをお店の席やベビーカーなどに置きっぱなしにできる日本は本当に素晴らしいです。いくらクアラルンプールでも絶対にやめましょう。

ただし心配しすぎて過度に警戒しているとカモになりやすく逆効果なので、気を張り過ぎないように。

常に子どもを1〜2人抱っこしている私は貴重品を入れるのにヒップシートを使用しています。

クアラルンプールでは交通機関やレストランなど、ほとんどの主要観光地でクレジットカードなどのキャッシュレス決済が可能です。

実際に1週間滞在しても現金を使用したのはホテルでのチップや電車の1乗車券(100円もしない)くらいで、両替は家族で5,000円でも余りました…。持ち歩く現金は多くても1万円以内に留めましょう。

エリア別の注意点

治安も良く交通も整ったクアラルンプールですが、エリア別に気を付けるべきポイントをまとめました。

安全な地域

KLCC (ツインタワー周辺)

スリアKLCC

クアラルンプールのシンボル「ペトロナスツインタワー」のあるKLCCエリアは、道の舗装も整っており交通も比較的安全なので「横断歩道を渡れない」などの東南アジアあるあるもありません。

ショッピングモール「スリアKLCC」やKLCCパークはもちろん、周辺の道も暗くなってからも家族連れが多く安心して歩けました。

雨の時ですら安心

貴重品管理を怠らない程度で充分ですが、ツインタワーの撮影に夢中になっていると荷物から目を離してしまいがち。タワー周辺は常に人が多く、気を抜きすぎるとスリや置き引きにあう可能性があるので注意しましょう。

また、タワーの真下では「ここから撮るといいよ!全員で写るように撮ってあげる」と観光客に声をかけてくるキャッチをよく見かけますが、もちろん有料です。

ムルデカスクエア

イギリス植民地だった頃の建築物が保存されているムルデカスクエア。

時計台のあるエリアのシンボル「スルタン・アブドゥル・サマド」が何しろ裁判所なので、治安も景観も良く小さい子連れでの散歩もしやすいエリアです。

「クアラルンプールシティギャラリー」前の信号がやたら長く混み合うので、信号待ちの間のスリに気を付けましょう。

少し注意が必要な地域

ブキッビンタン(パビリオン周辺)

店舗リストが多過ぎて見きれないほどの大型ショッピングモール「パビリオン」があるブキッ・ビンタンは電車やバスなどの交通ハブでもある中心地。そのためエリアにはぎっしりとお店が立ち並び、どこも常に混雑しています。

バスも多くの路線が通っていますが、交通量に対し車線が少なく常に渋滞しているため急いでいそうな人に声をかけるタクシードライバーも。大概がぼったくりなので、時間には余裕を持ちアプリ内で配車・決済完結のGrabを利用するのがベストです。

子どもを連れていると特によく声をかけられます。笑顔でGrabの4倍の値段をふっかけられたことも…

モール内は広くて安心ですが、駅前は狭く人とすれ違うのも大変な道も多いのでスリに注意。小さいお子さん連れは手を離さないようにしましょう。同様にナイトマーケットで有名な「ジャラン・アロー」も非常に混雑するので注意。

ペタリンストリート(チャイナタウン)

グルメの宝庫チャイナタウン。ペタリンストリートのアーケードが有名ですが、この通りは歩けないほど混雑しておりスリ等が多発しています。

飲食店は少なくちょっと怪しげなブランドものばかり並んでいるので、アーケード下はそもそも通らなくていいかもしれません。

チャイナタウンでグルメを満喫したい方は「鬼仔巻クァイツァイホン 」やセントラルマーケット周辺がおすすめです。

ブリックフィールズ/トゥンク・アブドゥル・ラーマン/マスジットインディア

通称リトルインディアとして親しまれる3つの大通り。深夜まで明るく賑わいますが、インド系の移民や観光客が多い故日本人は目立ってしまいます。スリに狙われやすいため、夜出歩くのは極力控えたほうが良さそうです。

2024年にはマスジット・インディア通りで突如道路が陥没し、女性観光客が落下し行方不明となる事故がありました。

チョウキット


かつては麻薬売買が頻繁に行われており、行かないのが無難と言われていたチョウキット。現在はお洒落なカフェや雑貨店が立ち並ぶ「ザ・ロウ」をはじめ、数々のウォールアートも楽しめるエリアに生まれ変わっています。

チョウキットのホテルに滞在した際、夜9時頃歩いても明るくそこまで怖い印象はありませんでした。ただし外国人低所得者が多く住むエリアだそうで、言われてみれば道行く人々にそんな雰囲気も。夜も明るいですが、深夜出歩くのは控えたほうが良さそうです。

実際に起こる犯罪の種類と対策

スリ・置き引き

クアラルンプールでは、スリや置き引きが最も多い犯罪です。とにかく貴重品から目や手を離さないように。特に以下のような場所では注意しましょう。

公共交通機関

列車やモノレール・バスなど交通機関が整っているクアラルンプール。日中は安心して利用でき便利ですが、混雑する時間帯はスリが多発。通勤時間帯は極力利用を避けましょう。

ナイトマーケット

多くの観光客で賑わうためスリが多発。買い物中も貴重品から手を離さないよう注意が必要です。

モールのフードコート

日本ではバッグを椅子やテーブルに置いて席の確保をする方をよく見かけますが、海外ではくれぐれもしないように。確実になくなります…

ひったくり

クアラルンプールでスリに次いで多い犯罪がバイクによるひったくり。荷物を盗られるだけならまだしも、大怪我にも繋がりかねないので気を付けましょう。特にスマホを手に持って歩いていると狙われやすいので注意が必要です。

対策

  • 車道側にバッグやスマホを持たない
  • 歩きスマホをしない
  • 必要以上に高価な装飾品を身につけない
  • 夜間の外出や人気のない道は避ける

ぼったくりタクシー・詐欺

メーターを使わず高額な料金を請求するタクシーが少なくありません。クアラルンプール国際空港等では声をかけてくるドライバーもいるのでスルーしましょう。

また、偽の警察官が観光客に声をかけ、賄賂を要求する詐欺も報告されています。

対策

  • 移動は配車アプリ「Grab」を利用する
  • 一見親切でも声をかけられたら警戒する
  • 身分証を求められたらすぐに渡さず、警察署での確認を求める


クアラルンプールの治安まとめ

クアラルンプールは、以下のような適切な対策をとれば安全に楽しめる都市です。

  • 観光地は比較的安全だが、スリやひったくりには要注意
  • 夜間の外出は極力避ける
  • Grabを活用しタクシーのぼったくりを回避
  • 貴重品管理を徹底し、安全意識を高める

万一の備え

  • 海外旅行保険付帯のクレジットカード(できれば数枚)を持つ
  • eSIMなどのネット環境を整える
  • 緊急時の連絡先を把握
    • 警察:999
    • 日本大使館:+60-3-2177-2600

みなさんも安全で楽しいクアラルンプール旅行を満喫してください!最後までご覧いただきありがとうございました!

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